「Sレール」の版間の差分
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2015年7月24日 (金) 15:39時点における最新版
Sれーる
special section rail,s rail
Sレールとは、Nレール用分岐器・伸縮継目などに使用するために、新たに設計された左右非対称な特殊なレールのことである。
Sレールの特長
Nレールが設計されたとき、同時にNレール用分岐器・伸縮継目・新幹線用分岐器として設計された。
大正14年形分岐器などまでに使用されているトングレールは、普通レールを切削して製作されていたが、先端付近の断面が細くなる形状のトングレールでは強度が不十分であった。
そこで、特殊断面形状をしたポイント用レールを設計して、そのレールを削りだしてトングレールとして使用するようになった。
Sレールの断面形状は左右非対称となっており、いずれも腹部と底部が普通レールより厚くなっている。
Sレールの種類
Sレールの種類として設計当初は、
- 50Sレール(40Nレールの分岐器用、40Nレールの伸縮継目用)
- 70Sレール(50Nレールの分岐器用、50Nレールの伸縮継目用)
- 90Sレール(60kgレールの分岐器用、60kgレールの伸縮継目用、溶接クロッシング用)
が制定された。
その後、90Sレールは断面形状が不経済なため廃止され、
が制定された。