Sレール

提供: 保線ウィキ
移動: 案内検索
Sれーる
special section rail,s rail
50kgNレール分岐器に採用されている70Sレールから削りだされて製作されたトングレール
普通レールのような左右対称な断面ではなく左右非対称な断面形状をしている。通常はこのまま敷設されることはなく機械等で削りだし先の尖ったトングレール等に加工される。

Sレールとは、Nレール用分岐器・伸縮継目などに使用するために、新たに設計された左右非対称な特殊なレールのことである。

Sレールの特長

Nレールが設計されたとき、同時にNレール用分岐器・伸縮継目・新幹線用分岐器として設計された。

大正14年形分岐器などまでに使用されているトングレールは、普通レールを切削して製作されていたが、先端付近の断面が細くなる形状のトングレールでは強度が不十分であった。

そこで、特殊断面形状をしたポイント用レールを設計して、そのレールを削りだしてトングレールとして使用するようになった。

Sレールの断面形状は左右非対称となっており、いずれも腹部と底部が普通レールより厚くなっている。

Sレールの種類

Sレールの種類として設計当初は、

が制定された。

その後、90Sレールは断面形状が不経済なため廃止され、

が制定された。