レール摩耗限度
提供: 保線ウィキ
れーるまもうげんど
rail wear limit
レール摩耗限度とは、レールの摩耗量の一定の基準であり、この基準を超えるとレール交換をしなければならない。
レール摩耗限度の基準
レールの摩耗が著しくなるのは、側摩耗レールや偏摩耗レールになりやすい曲線区間の外軌レールの軌間内側面であることが多い。したがって、レール摩耗限度は、この部分の摩耗量により決定されている。
レール摩耗限度の数値
レール摩耗限度の数値は、現時点では技術的に裏づけされたものはなく、現在では、各社において運転保安を確保して、基準を設けられているのが実態である。
旧国鉄時代の軌道整備基準規定
旧国鉄時代に軌道整備基準規定にて決められていたレール摩耗限度である。この数値を超過したらレール交換をしなければならないとされていた。
レール種類 | 1級線 | 2級線 | 3級線 | 側線 | 新幹線 |
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30kgレール | なし | 7mm | 9mm | 11mm | なし |
37kgレール,40kgNレール | 10mm | 12mm | 14mm | 15mm | なし |
50kgレール,50kgNレール | 11mm | 13mm | 15mm | 16mm | なし |
50kgTレール | なし | なし | なし | なし | 8mm |
60kgレール | 14mm | 15mm | 16mm | 17mm | 9mm |