Hがたたいぷれーとかいりょうがた
H-type improved fastening
従来から使用されている
H形タイプレートの欠点を改良したH形タイプレート改良型の締結装置。
H形タイプレート改良型とは、従来のH形タイプレートの欠点を改良したJR西日本で規格化されたレール締結装置である。
概要
従来のH形タイプレートは、タイプレートのばねショルダー部の高さが低いため板ばねが脱落しやすく、レールのふく進により板ばねが継目ボルトやナットに接触してしまい板ばねが取り付かないなどの問題点があった。
これらの問題点を解消する目的で、JR西日本が規格化したものである。
改良点
- タイプレートのばねショルダー部を高くして、板ばねの脱落を防止する。
- 二重ばね構造のPCまくらぎの6号用9形締結装置の板ばねを使用するとともに、タイプレートのばねショルダー部を板羽のばね尻の形状に合わせた形状とすることにより緩み止め効果を高めている。
- 板ばねと継目板ボルトナットとの接触を避けるため板ばねに切欠きを入れている。
- まくらぎ上でタイプレートを縦移動できるよう、タイプレートの犬クギの穴を8箇所としている。