タイプレート
提供: 保線ウィキ
たいぷれーと
tie plate , baseplate , solo plate , sleeper plate
タイプレートとは、レールとまくらぎの間に挿入され、レールベースを固定するショルダーを有する鉄板のことである。
タイプレートの構造
タイプレートは、レールとまくらぎの間に挿入されるショルダーを有している鉄板であり、通常は構造用鋼と同じ成分である。
タイプレートには、種種の応力が作用するのだが、もっとも大きなものはレール圧力である。木まくらぎは弾性床であるので、タイプレートには曲げモーメントが作用して、まくらぎの受ける支圧力も等分布にならない。したがって、タイプレートはこのような荷重にも十分耐える材質や構造とする必要がある。
タイプレートの製造
以前は、鍛造でも製作されていたのだが、現在では、圧延によって製造されており複雑な形状のタイプレートは圧延材の切断後、これをプレス・切断加工することにより製作される。
タイプレートの機能
タイプレートの機能としては、主として木まくらぎ(合成まくらぎ)用と、スラブ軌道用レール締結装置の構成部材として使用されている。