相互式継目
提供: 保線ウィキ
そうごしきつぎめ
alternate joint
相互式継目とは、 敷設された軌道においての継目の配置方法のひとつで、一方の継目の位置を対側レールのほぼ中央に敷設する方法。千鳥のような配置である。
相互式継目の利点
曲線区間にレールを敷設する時、相対式継目の場合だと、左右レールの継目がレール目違いになってしまうので目切りレールを挿入しなければならないが、相互式継目の場合は、すべて定尺レールが敷設できる。
したがって、曲線半径が400m未満の曲線では、この相互式継目を導入しても良いことになっている。
相互式継目の欠点
おもに曲線半径が小さい区間に敷設されてることが多いが、この方法だと、継目落ちが生じた場合に水準狂いが左右のレールに交互に発生し、車両のローリング動揺を起こす原因となる。しかも、継目落ちが発生したところは平面性狂いが起こり、車両またボギー台車が三点支持の状態となって、列車の走行安全性が損なわれる。
相互式継目の敷設位置
相互式継目の敷設する位置は、継目が敷設されている位置の対する側は、レールの中央部からレール長の1/4以内に設けなければならない。