相対式継目

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そうたいしきつぎめ
opposite joint , square joint
継目の位置が左右対称で軌道が敷設されている。直線区間ではほぼこの方法が採用されている。

相対式継目とは、継目の配置方法のひとつで、左右レールの継目の位置を合わせて敷設する方法である。

定尺レール区間などでレールを敷設するとき、継目の位置を配置する方法のひとつで、左右のレールの継目位置を相対して設ける方法である。

また、これに対象で左右の継目を千鳥で設けていく相互式継目もある。

相対式継目の欠点

相対式継目は、通常の敷設で採用されるている継目の配置ではあるが、曲線において、特に半径の小さな曲線では、相対式継目にて配置していくと、左右レールの曲線半径の差で少しずつ直角がずれてくる。

したがって、左右レールの継目の位置を補正するために、定尺レール区間にレール目違いの大きさを計算し目切りレールを混用して継目の位置を調整しなければならない。

短レールを混用する

例えば、50kgNレールの敷設区間において、曲線半径が300mの場合は、レールの目違い量を計算すると25mの定尺レールを35本敷設するのに対して、1目切りレールを95本の割合で敷設する。

その近似値は、定尺レール3本に対して8本の割合で1目切りレールを敷設すればよいことになる。以下が近似値を載せた短レール混用表である。

短レール混用表

曲線半径 30kgレール (20m) 37kg,50kgレール (25m) 40N,50N,50T,60kgレール (25m)
定尺レール 短レール 定尺レール 短レール 定尺レール 短レール
200m 1 10 1 2(2目切り) 3 5(2目切り)
240m 1 3 1 15 1 11
250m 2 5 1 10 1 7
260m 4 9 2 13 2 11
300m 2 3 1 3 3 8
340m 1 1 1 2 6 11