継目落ち

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つぎめおち
permanent depressions of rail joint , low joint , dipped joint
40kgNレールの継目部分が、列車の衝撃で落ち込んでしまっている。

継目落ちとは、継目部のレール頭面の落ち込みのことである。

継目落ちの概要

継目落ちは、軌道の弱点箇所であるレールとレールをつないでいる部分が、列車からの衝撃でレール面が落ち込むこと。

継目部分は、軌道の弱点箇所でもあるため、継目落ちが発生すると列車の安全運行上危険を及ぼす恐れがあるので、適時、高低狂いの補修作業を実施しなければならない。

継目落ちの状態

継目落ちの状態になった軌道については、

  • レール頭部のあご下部分や継目板などが摩耗する。
  • レールが永久的に変形する。
  • 道床が弛緩する。

などにいたることが多い。

そして、これらを放置しておくと軌道狂いが大きくなり、保守労力が増加する。そして、レール損傷してしまう。

継目落ち直し

継目落ちを整正する方法は、

などが有効である。

そして、継目部分を道床搗き固め作業をすることにより、継目落ちを延命することができる。