「加圧用木材防腐剤」の版間の差分
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2015年7月24日 (金) 15:40時点における最新版
かあつようもくざいぼうふざい
pressurization wood antiseptic
加圧用木材防腐剤とは、木まくらぎを注薬管と呼ばれる釜に入れ、高い圧力をかけながら、クレオソート油などの薬剤を木材内部に深く浸透させる方法であり、木まくらぎ防腐処理の方法の中では最も効果が高い。
防腐剤の概要
クレオソート油などが深部まで浸透するため、腐りやすい辺材部分(木材の外側の白っぽい部分)全体を保護します。
施工後に塗布する方法では、表面から2~3ミリまでしか浸透せず、割れ口からの腐朽に弱いのに対し、加圧注入したものでは、表面から数センチまで浸透しているので、長期間の耐久性が期待できます。
加圧用木材防腐剤の種類
現在、木まくらぎに使用されている代表的な加圧用木材防腐剤は、
- クレオソート油(環境配慮型クレオソート油)(A)
- ナフテン酸銅(NCU)
- 第三級カルボン酸亜鉛・ペルメトリン乳剤(VZN-E)
である。また、第四級アンモニウム化合物(DDAC)を採用されているところもある。
敷設されているまくらぎの表面中央付近に表示クギで、
- A:クレオソート油
- C:ナフテン酸銅(NCU)
- V:第三級カルボン酸亜鉛・ペルメトリン乳剤(VZN-E)
と釘の表面に刻印されている。