分岐器介在ロングレール
提供: 保線ウィキ
ぶんぎきかいざいろんぐれーる
分岐器介在ロングレールとは、分岐器と前後のロングレールとを溶接でつなぎ、分岐器をまたいで一本のレールとすることで、乗心地の向上と保守量の軽減を図った分岐器のことである。
分岐器介在ロングレールの概要
分岐器内のレールとその前後のレールをつなぎ、一本のレールとすることでレールの継目や伸縮継目が解消され、それによって騒音・振動・列車の動揺の抑制・保守周期の遠心などが得られる。
一方では、ロングレールとしての管理が必要となり、分岐器の部品などの部分交換など保守を実施する場合には、レール溶接やロングレール設定替えの作業が必要となる。
また、レールの締結力や道床縦抵抗力が不十分の場合、基本レールとリードレールの間に設置されている移動防止装置を中心とするモーメントによって通り狂いが発生することがある。