レール

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れーる
rail , railing , metals
世界中で最も普及している平底レールの断面形状。

レールとは、別名、軌条ともいわれている。

鉄道など線路において、直接車両の車輪を支え、滑らかなかな走行面を与えて、安全・確実に誘導する平行で2本からなり車輪を直接支持・案内する棒状の構造材のことである。

レールの語源

Railの語源は、「真っ直ぐな棒」を意味するラテン語の「Regula」といわれている。

日本に鉄道が輸入された明治初期のころは「レール」のことを「鉄条」と言われていた。明治後期には「軌条(軌條)」に変わり、太平洋戦争後まで使用されていた。

1964年(昭和39年)の国鉄規程近代化で、規程の用語はすべて「レール」に変わり、しだいに「軌条」という用語は使用されなくなった。

レールに関する現場用語を間仕切りに例えて「障子(しょうじ)」と言われたりしていた。また、一本のレールの長手方向の中央点を「目度」、継目部分を「定規(じょうぎ)」と言っていた。これらは、それぞれの英語の「Middle(ミドル・中央)」、「Joint(ジョイント・継目)」に由来している。

レールの詳細

鉄道の軌道において最も重要で必要不可欠なもの。そして、最も基本的な部材である。

レールは、その用途・断面形状・重量・材質・製造方法などにより、多種多様な名称が付けられ使用されている。

鉄道創世記においては、レールの断面形状がいろいろあったが、現在では、規則・規格が統一されておりその中でも平底レールがもっとも一般的に使用されている。

主な名称や働きについては、レール断面の項を参照する。

また、歴史などはレール変遷の項を参照する。