線路

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せんろ
permanent way , railroad track , way and structures
線路とは軌道はもちろん上空の架線や、その他、信号・通信設備などの付帯設備全体を総称している。
線路にはトンネルなどの構造物も含まれている。

線路とは、列車または車両を走らせるための通路のことである。別名、鉄道線路とも呼ばれている。

そして、鉄道の車両が走行するために必要な付帯設備を含めた全体のことをいう。または、鉄道用地内のものを線路という。

狭義な線路とは

鉄道における線路(せんろ)とは、鉄道車両が走行する通路である軌道のことをいう。

これには、主要な部材であるレールまくらぎ道床が含まれている。

広義な線路とは

鉄道車両が、走行するために必要な設備を含めた全体のものをいう。軌道のほかに、盛り土や切り取りなどを施して道床を支える路盤や橋梁・トンネル・高架橋などの構造物、鉄道信号・標識などの保安設備、各種の通信設備、停車場である駅、電化された鉄道においては、電力を供給するための架線などの設備も含まれる。

線路内に立ち入ること

鉄道線路へ不法に侵入し列車を妨害した場合は、日本において、刑法第11章第124条から129条に定める、往来妨害罪によって処罰されるとされているので、無断な立ち入りは危険なので注意が必要です。

法律の解釈

法律の解釈として、「侵入」(近道をするため、踏切や道路がなく線路を辿らないと目的地に到達できないので線路上を歩いた。踏切以外の場所を横切ったなど)した時点で罪が成立するのか、「列車妨害」に及んだ(当該列車を運行不能にし、ダイヤを乱すなど)時点で罪が成立するのかは、現在ではまだ曖昧である。

そして、逮捕か厳重注意かの判断において、現状では、当該区間の線路を管轄する部署の駅長又は助役に委ねられ、警察によって処罰が下されている。

ただし、新幹線については「新幹線鉄道における列車運行の安全を妨げる行為の処罰に関する特例法」(新幹線特例法)第3条により「みだりに立ち入った」時点で罪が成立する。

普通鉄道における線路とは

普通鉄道では、車両を誘導するガイドとして2本のレールを平行に固定して設置するものをいう。

特殊なものとしては、1本のレールを使用するモノレールや、特殊な誘導用レールをもつ案内軌条式鉄道、空中に渡したワイヤーロープを使用するロープウェー(索道)、急勾配を登坂するため歯型の第3のレールを設置したアプト式軌道などがある。