トングレール食い違い
提供: 保線ウィキ
とんぐれーるくいちがい
point rail difference
トングレール食い違いとは、大正14年形分岐器の左右トングレール先端の位置の差のことである。
大正14年形分岐器の設計
大正14年形分岐器の設計では、両開き分岐器を基本として設計されたため、振分け分岐器・片開き分岐器については両開き分岐器をひじった形で設計している。したがって、左右のトングレールの先端に食い違いが生じる。
同じ直線ポイントを使用している50kgNレール側線用分岐器は、回転した形で設計してあるため食い違いは生じない。
Nレール用分岐器は、トングレール先端位置を合わせて設計されているため食い違いはない。
大正14年形片開き分岐器の食い違い量
レール種別 | 8# | 10# | 12# |
---|---|---|---|
30kgレール | 17mm | 14mm | 11mm |
37kgレール | 17mm | 14mm | 11mm |
50kgレール | 17mm | 13mm | 11mm |