トングレール食い違い

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とんぐれーるくいちがい
point rail difference
大正14年形分岐器のポイント前端部分。左右のトングレール端部の出面が片開き分岐器の場合食い違いが生じている。

トングレール食い違いとは、大正14年形分岐器の左右トングレール先端の位置の差のことである。

大正14年形分岐器の設計

大正14年形分岐器の設計では、両開き分岐器を基本として設計されたため、振分け分岐器片開き分岐器については両開き分岐器をひじった形で設計している。したがって、左右のトングレールの先端に食い違いが生じる。

同じ直線ポイントを使用している50kgNレール側線用分岐器は、回転した形で設計してあるため食い違いは生じない。

Nレール用分岐器は、トングレール先端位置を合わせて設計されているため食い違いはない。

大正14年形片開き分岐器の食い違い量

レール種別 8# 10# 12#
30kgレール 17mm 14mm 11mm
37kgレール 17mm 14mm 11mm
50kgレール 17mm 13mm 11mm