道床噴泥
提供: 保線ウィキ
どうしょうふんでい
mud-pumping of ballast , pumping failure of ballast , subgrade pumping of ballast
道床噴泥とは、長年使用されている道床において、道床内に土砂が混入して不透水槽を形成し、排水が困難となる。そして、道床が泥土化して表面に噴出する。
道床噴泥のメカニズム
道床は、長年敷設されていると、列車の荷重やマルチプルタイタンパーなどにおいて道床搗き固め作業により、道床となる砕石が摩耗したり破壊されたりして細粒化してしまう。
また、風雨などにより土砂が混入して、土砂混入量が増加して、道床内に不透水槽を形成してしまう。
不透水槽が形成されてしまうと、雨水などが排水困難となり、道床内の土砂が泥土化する。
泥土化された土砂が、列車の荷重により道床表面に噴出する。
このように道床内において不透水槽を形成して発生する噴泥を道床噴泥という。
また、路盤不良による噴泥を、路盤噴泥という。