「通り狂い」の版間の差分
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2015年7月24日 (金) 15:41時点における版
とおりくるい
irregularity of line , alignment defect , leteral distortion
通り狂いとは、レール側面の長さ方向の凹凸をいう。
通り狂いの測定
通り狂いの測定方法は、高低狂いの測定方法と同じく、長さ10mの水糸をレールの側面に張り、その中央位置のレールと糸との水平距離によってあらわす。
また、曲線部では曲線半径に応じた正矢を差し引いた値とする。
曲線正矢の計算式
曲線正矢の計算式は、縦曲線正矢の計算と同じく、
- V=s2/(8R)
ここで、
- V : 曲線正矢(mm)
- s : 測定弦長(m)
- R : 曲線半径(m)
例えば測定弦長がs=10mの場合は、V=12500/R(mm)となる。
通り狂いの符号
通り狂いの符号は、軌間の外方に狂っている場合をプラス(+)、内方に狂っている場合をマイナス(-)とあらわす。
手検測の場合は、直線部では線路の起点を背にして左側レールを、曲線部ではスラック低減の煩雑さがなく、また、車両走行特性への影響が大きい外軌側レールを測定する。