脱線防止ガード

提供: 保線ウィキ
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だっせんぼうしがーど
derailment prevention guard , derailment containment guard
曲線の外軌レールに設置されている脱線防止ガード。
左右レール両方に設置されている脱線防止ガード。

脱線防止ガードとは、車両の脱線を防止するために軌間の内側や外側に設けられたレールや剛製のL形のアングルのことである。

脱線防止ガードの特徴

脱線防止ガードは、別名、脱線防止ガードレールとか脱線防止ガードアングルともいわれている。

従来の脱線防止カードレールが普通レールを使用しているのに対して、脱線防止ガードアングルは、L型のアングルを使用する事により、機能はそのままで軽量化と保守作業性を向上させている。したがって、近年においては、脱線防止ガードレール・安全レールに替わるものとして広く採用されている。

脱線防止ガードの敷設

脱線防止ガードの敷設範囲は、急曲線区間や急勾配区間・勾配変更点付近の曲線の軌間の内側の内軌レールまたは外軌レールに、本線レールと85mmの間隔で取り付けられる。その他として、橋梁上においては両側レールに敷設される場合もある。

また、貨物列車などが競合脱線事故を防止する目的のためなどにも使用される。

脱線防止ガードアングルの取り付け

脱線防止ガードアングルは、約6mのL形をしたアングルを、約1m間隔にて設置された脱線防止ガードホルダーにて取り付けられているのが一般的である。