木まくらぎ等級
提供: 保線ウィキ
きまくらぎとうきゅう
tie grade
木まくらぎ等級とは、木まくらぎのできばえにランクを付けるもので、数字が少ないほど質の良いマクラギとなる。1等品を「イ」、2等品を「ロ」と表示クギにて識別されている。
木まくらぎ等級の分類
日本農林規格では、木まくらぎの等級を
- 1等(上)
- 1等(下)
- 2等
- 3等
の4段階に分類されている。
等級の規格
国鉄の旧規格では、1等(上)、1等(下)、2等の3段階に分類していた。
昭和52年に木まくらぎの規格が改正されて、1等(上)、1等(下)を一括にして1等(イ)として、2等(ロ)をそのまま2等の木まくらぎとして、2段階の等級となった。
継目まくらぎについては、1等(上)を1等、1等(下)を2等としている。
この改正で並まくらぎ、継目まくらぎとも2段階の等級となった。
木まくらぎ等級別使用区分
在来線のまくらぎについては、原則として1等品を使用することとなっている。2等品の使用は、通トンの少ない線区でタイプレートを敷設していない本線及び側線に限定されている。尚、重要な側線は1等品を使用することとなっている。
2等品をタイプレート敷設区間に使用すると、マクラギ上面の幅が不足してしまいタイプレートが敷設できなくなる場合があるので注意が必要である。