「新幹線軌道確認車」の版間の差分
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2015年7月24日 (金) 15:42時点における最新版
しんかんせんきどうかくにんしゃ
Confirmation car
新幹線軌道確認車とは、新幹線において、始発前に線路の異常がないかを確認するための車両である。一般的には、単に確認車ともいわれている。
新幹線軌道確認車の特徴
新幹線軌道確認車は、前後に運転室を設けてあり、中央部分が機関室となっている。収納型の建築限界の測定装置が前後に設置されており、レール面上700mmの高さの範囲で建築限界から10mm内側の線を支障するものについて検知する。
支障物に接触して、検知棒が作動すると運転室内のブザーが鳴り、支障物の接触した部分の表示灯が点灯して作業員に知らせる。
同時に新幹線軌道確認車の空気ブレーキが自動的に動作して停止させる。
そのほかにも、電磁レール吸着ブレーキ付がある。
目的
新幹線の保守作業後の「線路の確認」をおこなうため、新幹線の運行前に走行し線路の以上の有無を確認する車両のことである。
確認車は、時速100kmの速度で走行が可能で、30パーミルの勾配でも時速60kmの運転が可能である。
また、自動運転機能が搭載されているものが多く、あらかじめ確認車に線路の勾配や曲線などをコンピューター入力しておけば、速度の制御や登録された位置に到着すると停止することが可能となっている。
建築限界内に支障物が発見されたときには、自動的に非常ブレーキが緊急停止させることが可能となっている。