分岐まくらぎ

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ぶんぎまくらぎ
switch tie , crossing sleeper , turnout sleeper , switch sleeper
分岐器内に敷設されている分岐まくらぎ。通常の並まくらぎに比べて幅が大きく分岐器の敷設する場所において長さが決まる。

分岐まくらぎとは、分岐器に使用されるまくらぎで、断面・長さ共に並まくらぎより大きい。

標準の断面は、縦140mm、横230mmである。

分岐まくらぎの配置

分岐まくらぎの配置は、それぞれの分岐器の種類に応じてまくらぎ配置本数が決められている。

配置本数は、分岐器図集によって、分岐器の番数・レール種類・形式などのさまざまに定められている。

そして、分岐器のクロッシング部にいくほど長いまくらぎが使用されている。

また、シーサースクロッシングなどでは、非常に長い木まくらぎが必要になるが、天然の樹木から製造されていることから、1本のみでは敷設することが困難なため、まくらぎ継手によって2本のまくらぎ端部を突き合わせて接続して長い1本のまくらぎとしている。

分岐まくらぎの材質

従来から分岐まくらぎに使用されるまくらぎは木製であったが、最近では、合成まくらぎ鉄まくらぎ・コンクリート直結軌道など省力化になってきている。

また、木まくらぎでは、ケンパス素材のまくらぎが使用されている。

分岐まくらぎの寸法

分岐まくらぎの寸法は、厚さが並まくらぎと同じで、幅が並まくらぎより30mm広くなっている。また、長さにおいては2,200mmから4,000mmまで、300mmピッチである。以前は、150mmピッチだった。それぞれの長さでイロハニホ・・・と「いろは歌」の符合が付けられている。

  • 2,200mm イ
  • 2,350mm ロ (廃止)
  • 2,500mm ハ
  • 2,650mm ニ (廃止)
  • 2,800mm ホ
  • 2,950mm ヘ (廃止)
  • 3,100mm ト
  • 3,250mm チ (廃止)
  • 3,400mm リ
  • 3,550mm ヌ (廃止)
  • 3,700mm ル
  • 3,850mm ヲ (廃止)
  • 4,000mm ワ