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2015年7月24日 (金) 15:41時点における版

れーるそんしょう
rail failure , rail defect
レール頭頂面が損傷した様子。この状態を放置しておくと折損する危険性が高まる。

レール損傷とは、おもに敷設されているレールが使用中に傷が付き損傷する事である。また、レールの製造過程で先天的にレールが損傷した場合のことをいい、運行する列車に対し不適な傷のことである。

レール損傷の種類は多いが、損傷部位などから現在では、約25種類に区分している。

損傷の原因は、

  • レールの経年使用の結果、レールが疲労して破壊が発生し、それが進展してレール折損にいたる。
  • レールの製造不良などの先天的な材質の欠陥によりレール折損が発生。
  • 敷設後、軌道保守管理の不良によりレール折損する。

以上のことが考えられるが、統計的に見ると約30%が先天的な材質の欠陥で、約70%が敷設後何らかの原因で発生した後天的な折損である。

分類

レール損傷は、大きく分けて、

  • 敷設後に発生するレール損傷
  • レール製造過程において発生するレール損傷

があるが、圧倒的にレールを使用中において発生するレール損傷が大部分を占めている。