ポイント通し床板
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ぽいんととおししょうばん
point passing plate
ポイント通し床板とは、分岐器のポイントの先端において、軌間狂いなどでトングレールの密着不良を防止する目的で、トングレール先端のまくらぎ2本分を左右のレールにまたがるように設計された長い床板のことである。別名、拝み床板とも呼ばれている。
ポイント通し床板の構造
ポイント通し床板の構造は、左右レールの中央部を折り上げて、その間に絶縁材を挟んだ構造となっている。 絶縁材と共に組み立てて、絶縁材と共に、1mm厚2枚・2mm厚1枚・4mm厚1枚の合計4枚の鉄板を使用して、0mmから8mmまでの軌間を調節できるようになっている。
ポイント通し床板の絶縁材は、厚さが6mmと薄いため鉄片の付着による短絡に注意が必要である。
40Nレール用分岐器
40Nレール用分岐器は、ポイント通し床板ではなくゲージタイが使用されている。
経済的にもゲージタイのほうがポイント通し床板より良いのだが、ボルトにより調節するため、軌間保持の点では通し床板のほうが優れている。
ポイント通し床板の撤去
従来から使用されているポイント通し床板だが、電気転てつ器においては、電気転てつ器に付属する2本のゲージタイにて取り付けてあるため、ポイント通し床板の必要性が少なくなってきている。したがって、ポイント前端においてポイント通し床板を採用しない分岐器も多く存在する。