「木まくらぎ交換基準」の版間の差分
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2015年9月7日 (月) 10:34時点における最新版
きまくらぎこうかんきじゅん
tie exchange standard
木まくらぎ交換基準とは、樹木でできたまくらぎは、機械的損傷を受けやすく、敷設後、年数が経過するとしだいに腐朽していく。したがって、どれだけまくらぎとしての機能を失ったら交換するのかを基準にしたもの。
木まくらぎの交換原因は、おもに腐朽と機械的な要素(クギ穴の拡大、割れなど)であり、おおむね次の状態に達したまくらぎは交換することとなっている。
交換原因と理由
交換する原因 | 理由 |
---|---|
クギ打ち替え不能 | 数回犬クギを打ち替えをして、犬クギ穴を変えても引き抜き抵抗力が600kg未満のもの。 |
腐朽 | 腐朽によるまくらぎ断面の減少が1/3以上のもの。 |
食い込み削正量 | レールの食い込み量が20mm以上になったもの。 |
割れ | まくらぎの割れにより犬クギの支持力が得られない物。また、割れが全長に渡って割れ止めを施しても効果のないもの。 |
折れ | 折れたもの。 |
木まくらぎの交換原因別の割合
交換原因を腐朽、食い込み、クギ穴腐朽、割れ(裂け)、その他の5つに分類してその割合は、
交換する原因 | 割合 |
---|---|
腐朽 | 56% |
クギ穴腐朽 | 16% |
割れ(裂け) | 16% |
食い込み | 10% |
その他 | 2% |
この表からも明らかのとおり、交換原因の半分は腐朽によるものである。このことから、木まくらぎ防腐処理を施して品質を向上すれば、木まくらぎの耐用年数が向上する。