側摩耗レール
提供: 保線ウィキ
そくまもうれーる
side wear , gauge wear , horizontal wear
側摩耗レールとは、曲線外軌レールに敷設されたレールが車輪のフランジと強く接触してレールの摩耗することである。
別名、偏摩耗レールともいわれている。
摩耗防止対策
側摩耗レールの発生を防止することは不可能であるが、助長を抑制することは可能である。その対策として熱処理レールにより硬くしたレールの採用やレール塗油器によるレールへの塗油が一般的である。
外軌のゲージコーナーへの潤滑についての効果は、車輪とレールの接触点の摩擦係数が潤滑しない時より小さくなることから、レールの摩耗も抑制されることが期待されている。
しかし、潤滑すると摩擦係数が小さくなり、車輪が曲線に沿って走行しようとする案内力が小さくなるため、摩耗を促進する横圧が大きくなる場合もある。