「スラブ軌道」の版間の差分
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2015年7月24日 (金) 15:38時点における版
すらぶきどう
slab track
スラブ軌道とは、レール・まくらぎはそのままにして、道床と路盤の部分を鉄筋コンクリート製の軌道スラブで強固な路盤上に据え付け、軌道スラブと路盤との間に調節マット・てん充材を介して支持する軌道構造のことである。
スラブ軌道の種類
開発当初のスラブ軌道の検討がおこなわれ、軌道スラブの支持方法として、
- A形スラブ軌道(剛性路盤上CAモルタル支持)
- M形スラブ軌道(剛性路盤上ゴムマット4点支持)
- L形スラブ軌道(剛性路盤上ロングチューブ支持)
- RA形スラブ軌道(土路盤上CAモルタル支持)
以上の4種類のスラブ軌道が研究された。
旧国鉄鉄道技術研究所の基礎試験を経て、東海道新幹線などの営業線において試験敷設がおこなわれ、実用化の過程で施工性や経済性などからA形スラブ軌道の原形が出来上がった。
その後、山陽新幹線における試験敷設を経て標準構造となり、東北・上越新幹線では8割から9割がスラブ軌道で敷設された。
各新幹線の軌道構造別延長
軌道種別 | 東海道(東京-新大阪) | 山陽(新大阪-岡山) | 山陽(岡山-博多) | 上越(大宮-新潟) | 東北(東京-盛岡) |
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有道床軌道 | 516km | 156km(95%) | 125km(31%) | 15km(5%) | 48km(10%) |
スラブ軌道 | 0km | 8km(5%) | 273km(69%) | 243km(91%) | 411km(82%) |
弾性まくらぎ直結軌道 | 0km | 0km | 0km | 12km(4%) | 42km(8%) |