車輪止め

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しゃりんどめ
scotch block , stop block , wheel chock
木材を加工して製作された木製の車輪止め。
一般的に採用されている鉄製の車輪止めで、本線側から見たところ。地域によっては、車輪止めが使用中であることをしるす反射板が取り付けてある。
側線側から見た鉄製の車輪止め。車両が逸走したら車輪のフランジが車輪止めに乗り上げる構造となっている。

車輪止めとは、停車中の車両が本線路に流動するのを防止するために、側線に設けられる設備のこと。

車輪止めの設置

一般的に車輪止めは、停車中の車両が本線路に逸走する恐れのある側線などの車両限界の内方2mの場所に設けることとなっている。

そのほかの設置基準として、

  • 停車中の車両が本線に逸走する恐れがある線路
  • 遷車台または運転台に向かい車両が流転する恐れのある側線
  • その他各号に掲げるもののほか、特に必要と認める側線

となっている。

使用方法

車輪止めの一般的な使用方法として、停車中の車両がない場合は、車輪止めを開けておく。そして、車両などが留置されている(側線が使用されている)ときは、車輪止めを閉じておく。

車輪止めの種類

車輪止めの種類は、

  • 木製車輪止め
  • 鉄製車輪止め

がある。

車輪止めの色

車輪止めの色は原則として白色となっている。ただし、雪などの理由で必要のある場合は黄色とすることができる。