改良型溶接クロッシング

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かいりょうがたようせつくろっしんぐ
advanced type welded crossing

改良型溶接クロッシングとは、以前、使用されていた溶接クロッシングを改良し新たに設計したクロッシングのことで、NEWクロッシングと同程度の強度を有している。

概要

改良型溶接クロッシングの製造方法は、NEWクロッシングと同様であるが、ノーズレールは長ノーズレールと短ノーズレールを軌間線に対して溶接線が斜め継目状にとなるように溶接接合し一体化されている。 その後、スラッククエンチ(SQ)熱処理を実施した後、ひずみ矯正および切削によりノーズ形状仕上げ加工を行い製作する。ノーズレールとウイングレールは、間隔材と接着剤を使用して仮組立をして、電気炉で接着硬化処理をおこない固定する。

特徴

  • 長・短ノーズレールの頭部および底部をロボットにより溶接後、短ノーズレールを切削しVピースを形成することにより、接合前端部の欠陥が発生しても除去できることから品質が安定する。
  • 頭部をスラッククエンチ熱処理することで、耐摩耗性を向上させている。
  • ウイングレールの形状を変更することにより、車輪の乗り移りを向上させた。
  • ノーズレールとウイングレールは間隔材を介して接着しているため強度が強い。