分岐器介在ロングレール

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ぶんぎきかいざいろんぐれーる


基本レールリードレールの間に取り付けられた凸凹の金具。この金具で各レールのふく進を抑制して分岐器の転換不能事故を防止している。

分岐器介在ロングレールとは、分岐器と前後のロングレールとを溶接でつなぎ、分岐器をまたいで一本のレールとすることで、乗心地の向上と保守量の軽減を図った分岐器のことである。

分岐器介在ロングレールの概要

分岐器内のレールとその前後のレールをつなぎ、一本のレールとすることでレールの継目伸縮継目が解消され、それによって騒音・振動・列車の動揺の抑制・保守周期の遠心などが得られる。

一方では、ロングレールとしての管理が必要となり、分岐器の部品などの部分交換など保守を実施する場合には、レール溶接やロングレール設定替えの作業が必要となる。

また、レールの締結力や道床縦抵抗力が不十分の場合、基本レールリードレールの間に設置されている移動防止装置を中心とするモーメントによって通り狂いが発生することがある。