レール長

提供: 保線ウィキ
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れーるちょう
length of rail
25mの標準長レールが集積されている作業ヤード。これから使用するまたは使用されたレールはいったんこのように集積されている。

レール長とは、製造されたレールは、決められた一定の長さに切断加工されて出荷される。この決められたレールの長さのことである。また、敷設されているレールは様々な要因で短く切断しなければならない場合がある。この場合は、レール長が短くなる。

レールの標準長さ

レール継目は、軌道の最弱点箇所であり、継目落ちなど軌道狂いが発生すると、列車動揺が誘発されて乗り心地を阻害する。また、保線作業においても保守上の弱点になるのでレールはできる限り長い方が望ましい。

しかし、レールの標準的長さは、国により異なるが、製造・運搬・取り扱い・温度伸縮などを考慮して決められている。

日本における標準長さ

標準のレールの長さは、各国にて色々あるが、日本においては、30kgレールが20m。37kgレール以上の重いレールは25mを標準長としている。

また、新幹線については、60kgレールロングレール用として50mレールを購入している。

一般的なレールの長さの区別

レールの長さ 詳細
ロングレール長大レール 200m以上に溶接されたレール。
長尺レール 25m以上で200m未満のレール。
定尺レール 標準長のレール(30kgレールは20m、37kgレール以上は25m)
短尺レール 定尺レールより短いレール(ただし5m以上)