カリバー傷

提供: 保線ウィキ
2015年7月24日 (金) 15:41時点におけるS2technologies (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)

(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内検索
かりばーきず
grooved wound

カリバー傷とは、レールの製造過程において発生する傷であり、圧延機の孔型の欠損または孔型に異物が固着し、レールの表面に周期的な凸凹傷となったもの。

レールの圧延

レールを最終の断面形状に仕上げるのに使用するのが、孔型ロールといわれているレール圧延である。

加熱炉で1,250度から1,300度に熱せられた鋼片または鋳片は、ホットスカーファーによって表層脱炭層と表面の傷が除去されたあと、4段階から5段階のレール圧延機にかけて10数回にわたって圧延されレールと仕上げられる。

このときに使用される孔型ロールがカリバー法といわれている圧延方法であり、カリバー傷というのは、この圧延過程でつけられる傷のことである。