アスファルト踏切

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あすふぁるとふみきり
asphalt railroad crossing , asphalt crossing
自動車道路と同じアスファルトを使用した踏切道。

アスファルト踏切とは、舗装にアスファルトを使用した踏切道のことである。

アスファルト踏切の概要

アスファルト踏切は、踏切道の舗装として自動車道路で広く採用されているアスファルトを使用しているのが特徴である。

アスファルト系の舗装は、乾燥性の粘土質でない硬い路床を必要とし、日当たりの良いところに適している。これは、路床の欠陥がそのまま表面に現れる性質を持っているからである。したがって、踏切道のように列車の通過により路床が沈下し、また、線路保守によって路床の砂および砕石を崩すような構造の場合では、アスファルト系の舗装が適切でない。このため、列車本数が少なくて道路交通量が比較的多い踏切道を除いてはあまり採用されていない。

アスファルト踏切の構造

アスファルトを舗装とする場合の施工方法は、舗装部分の道床バラストの隙間にクラッシャランをてん充してよく転圧を実施した後、アスファルト乳剤を散布してからアスファルトを敷均し十分転圧して仕上げる。

アスファルト踏切の欠点

アスファルトで舗装された踏切は、他の踏切道に比べ長持ちせず、本線レールおよび踏切ガードレールが緩みやすく、列車および自動車が通過するとバタつくことが多い。