T1編成

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T1へんせい
T1 organization

T1編成とは、1964年6月に鴨宮モデル線区で運用されていた1000形B編成を、A編成の電気試験車から救援車の改造された941形と同時に、電気・信号系の測定車に改造した922形0番台の列車のこと。別名、新幹線電気試験車ともいわれていた。

最高速度200km/hで走行できるが、軌道検測装置は付いていないため、軌道検測については921-1形を使用していた。

T1編成の特徴

T1編成は、元々は白地に窓周りが青色の塗色だったが、改造にあわせ黄地に青帯になった。

その後、再改造において、元々1灯式だった前照灯は2灯式に変更され、1号車の前面窓は、0系に合わせ曲面ガラスから1号車のみ平面ガラスに改造された。

しかし、車両編成番号表示窓と256km/hの記録のプレートは残された。

1975年に0系1・2次車の廃車が本格化する前に、941形と同様に廃車解体された。

T1編成の車両

  • 1号車(922-1号車) : 信号・通信測定車
  • 2号車(922-2号車) : 電気測定車
  • 3号車(922-3号車) : 資材車
  • 4号車(922-4号車) : 電気測定車