F形ガード

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Fがたがーど
check rail of F-type , frog guardrail of F-type
シーサースクロッシングに使用されているF形ガード。

F形ガードとは、シーサースクロッシングなどで主レールクロッシング継目が接近しているため、他のガードレールの取付が困難な場合に用いられるものである。

概要

F形ガードは、通常のガードとは違い、間隔材を用いず床板に溶接された支材にガードレールを取り付ける構造である。

ガードレールと支材の間には、厚さの異なる座金が数枚挿入され、この座金を入れ替えることによりバックゲージおよびフランジウェー幅が調節できるようになっている。

特徴

  • 機械構造用鋼材を加工したものをガードレールに用いている。
  • ガードレールの上面にはナットを挿入できる穴が数箇所あいている。
  • 床板にガードレール支材を溶接し、ガードレールはこの支材にボルトで固定されている。
  • フランジウェー幅の調節は、ガードレール支材との間に調節板を挟んでおこなう。この調節板は付属品である。

材質

ガードレールは、機械構造用炭素鋼鋼材S45CからS50Cを切削し溶接して製造されている。

車輪の当たるレール側は、熱処理を施しショアー硬度がHs44から50にしている。新幹線用のガードレールは70Sレールを切削加工して使用している。