C形ガード

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Cがたがーど
check rail of C-type , frog guardrail of C-type
現在最も敷設数が多いNレール用分岐器に使用されているC形ガードである。

C形ガードとは、Nレール用分岐器に使用されているガードレールで、現在、最も敷設数が多い。

C形ガードの概要

C形ガードはNレール用分岐器用として新たに設計されたもので、ガードレールの上面は主レールより若干高く頭側面を削正してあるため、車輪の背面横圧を確実に接触できるようになっている。

基準線側の車輪導入角は、50kgNレール用では、両端で1/60となる円弧としている。また、40kgNレールは1/30である。

分岐線側のガードレールは、50kgNレール用のリード半径600m以下についてはクロッシングの側面摩耗防止のため前端寄りに伸ばし、クロッシング前端継目より400mm以上防護されている。また、40kgNレール用は、主な経済的な理由から車輪導入角を50kgNレールより大きくして全長を短くしている。

分岐器の直線側の列車通過速度を向上し100km/hに対応するため、締結ボルトの材質を強化し改善を図っている。

C形ガードの特徴

  • 主レールと同種のレールを切削加工したガードレールを使用している。
  • ガードレールと主レールは、間隔材を使用してボルト締結されている。また、間隔材は平行間隔材を使用している。
  • ガードレールは主レールより高くしており、頭長面を切削加工している。
  • 床板と締結は座金を使用してる。また、ガードレール側は調節式座金が採用されている。
  • まくらぎとの締結は、角止めクギを使用している。

C形ガードの改良

ウイットねじNレール用分岐器からメートルねじNレール用分岐器に移り変わるとき若干の改良が加えられた。

  • 間隔材のボルトを25.4mmから24mmとして、本数を1箇所当たり2本とした。
  • ガードレールのボルト穴は、1箇所当たり2個から3個となった。
  • 丸止めクギから角止めクギに変更した。そのため、タイプレートの穴についても丸から角へ変更した。
  • ガードレールの品形を統一した。