S1編成

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S1へんせい
S1 organization
921-31形軌道検測車を連結して、東北・上越新幹線で活躍した電気軌道総合試験車(S1編成)。

S1編成とは、東北・上越新幹線用で開業前の総合的な実証試験のため投入された新幹線電気軌道総合試験車のことである。この編成に軌道を検測する921-31号車を連結して軌道検測を実施していた。

921-31号車軌道検測車の特徴

921-31号車の軌道検測車は、車体長が17.5m(連結面間)で、3台車タイプの軌道検測車です。

921-31号車軌道検測車の導入

921-31号車の軌道検測車が連結されている925形0番台(S1編成)は、東北・上越新幹線の開業前での、地上設備監査・総合監査・雪害対策試験・設備保守等を実施するため、昭和54年10月30日、7両編成の電気軌道総合試験車後(S1編成)が仙台車両基地に先行搬入された。

この車両は昭和54年12月11日から、雪害対策試験等を行うために工事が先行していた、仙台車両基地から北上間の総合監査(入線・架線試験・速度向上試験など)に使われました。

その年の冬には、東北新幹線一関から北上間を中心に、また、昭和55年冬には東北新幹線の仙台車両基地から盛岡間で行われた雪害対策試験に年度末まで使用されました。

開業後はドクターイエローのS1編成として活躍。

その後、上越新幹線に回送され、昭和57年6月からは、大宮から越後湯沢間の総合試験車に使用された。

新幹線電気軌道総合試験車(S1編成)として長く活躍してきましたが、総合試験の終了後は一部改造され、平成14年4月10日廃車されました。