911形ディーゼル機関車

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911がたでぃーぜるきかんしゃ
911 type diesel locomotive
初代の軌道検測車を高速にけん引していた911形ディーゼル機関車。

911形ディーゼル機関車とは、東海道新幹線用のディーゼル機関車のことで、新幹線の救援のほか、921-1形921-2形の軌道検測車の高速けん引や保守用の工事列車のけん引を目的として製造された。

911形ディーゼル機関車の概要

911形ディーゼル機関車は、1964年(昭和39年)に1両製造され、翌年に2両の合計3両が日本車両にて製造され導入された。

満員の乗客を乗せた16両編成の新幹線を20‰の上りこう配でけん引できる性能を有しており、軌道検測車を時速160㎞にてけん引することが可能となっていた。

911形ディーゼル機関車の導入

東海道新幹線開業当時には、軌道検測車のけん引と停電などの事故発生時に新幹線車両をけん引することを目的としており、運転所の所属となっていたため保線用の貨車などのけん引には使用されなかった。

1974年(昭和49年)に新幹線電気軌道総合試験車である922形10番台の登場により従来から使用されてきた921-1形のけん引用途がなくなり、また、救護による出番もなかった。

その後、ロングレール輸送車のけん引に使用されたが、1984年(昭和59年)、1987年(昭和62年)に2両廃止となり、残りの1台はロングレール交換車の登場により1995年(平成7年)に廃車となった。