鈍端可動クロッシング

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どんたんかどうくろっしんぐ
movable stub rail crossing

鈍端可動クロッシングとは、クロッシング後端側を始点として、1本のレールが直リードレール曲リードレールに可動して接続されてる構造のクロッシングのことである。

鈍端可動クロッシングの特徴

鈍端可動クロッシングは、日本で独自に開発されたものであり、帽子形分岐器と組み合わせて戦前に数多く使用されていたが、現在では使用されていない。

使用されなくなった経緯は、戦後、可動クロッシングの密着調節桿の折損による脱線事故が続いたため、マンガンクロッシングに取り替えられた。

鈍端可動クロッシングの欠点

  • 前後端の継目が不完全なため、継目板および継目ボルトの折損が発生してレールの破端が生じやすい。
  • ふく進が発生すると転換に支障するため、夏および冬で可動レールを交換する必要がある。