道床厚

提供: 保線ウィキ
2015年9月29日 (火) 10:32時点におけるS2technologies (トーク | 投稿記録)による版

(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内検索
どうしょうあつ
ballast depth , depth of ballast , thickness of ballast
新設している軌道の道床厚。PCまくらぎのしたとバラストマットの間が道床厚となる。

道床厚とは、レール直下のまくらぎ下面での道床の厚さのことである。

線級別の道床厚

旧国鉄では道床厚を下記の通りに定められていたが、現在では、各鉄道事業者の規定により厚さが決められている。

線級別 道床厚 道床種別
1級線 250mm以上 砕石
2級線 250mm以上 砕石
3級線 200mm以上 砕石
4級線 200mm以上(特別な場合は150㎜以上) 砕石またはふるい砂利
重要な側線 200mm以上 砕石またはふるい砂利
一般側線 150mm以上 ふるい砂利または砕石
特に使用頻度の少ない側線 120㎜以上 ふるい砂利または砕石

1級線および2級線の主本線および使用頻度の多い副本線で道床厚を250㎜以上とすることができない場合は、「本線路のまくらぎ配置本数」の規定にかかわらず、まくらぎ配置本数を25mレール1本当たり下記の通りにすれば200㎜以上とすることができる。

線級別 まくらぎ本数
1級線 PCまくらぎ48本(やむを得ない場合は、木まくらぎ50本)
2級線 PCまくらぎ41本(やむを得ない場合は、木まくらぎ48本)