「通り狂い」の版間の差分
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==通り狂いの符号== | ==通り狂いの符号== |
2015年7月29日 (水) 13:45時点における最新版
とおりくるい
irregularity of line , alignment defect , leteral distortion
通り狂いとは、レール側面の長さ方向の凹凸をいう。
通り狂いの測定
通り狂いの測定方法は、高低狂いの測定方法と同じく、長さ10mの水糸をレールの側面に張り、その中央位置のレールと糸との水平距離によってあらわす。
また、曲線部では曲線半径に応じた正矢を差し引いた値とする。
曲線正矢の計算式
曲線正矢の計算式は、縦曲線正矢の計算と同じく、
[math]V=\frac{s^2}{(8R)}[/math]
ここで、
- V : 曲線正矢(mm)
- s : 測定弦長(m)
- R : 曲線半径(m)
例えば測定弦長がs=10mの場合は、
[math]V=\frac{s^2}{(8R)}=\frac{10,000^2}{(8,000R)}=\frac{12,500}{R}[/math]
単位をすべてミリメートル(㎜)にそろえる。
通り狂いの符号
通り狂いの符号は、軌間の外方に狂っている場合をプラス(+)、内方に狂っている場合をマイナス(-)とあらわす。
手検測の場合は、直線部では線路の起点を背にして左側レールを、曲線部ではスラック低減の煩雑さがなく、また、車両走行特性への影響が大きい外軌側レールを測定する。