軌道自転車

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きどうじてんしゃ
track-cycle
大阪府の鉄道科学博物館に所蔵されていた軌道自転車。人員は2名から6名程度まで乗車することができる。そのうち、2人が人力でペダルをこぎ前に進む。

軌道自転車とは、線路上を自転車のように人力で走行して、線路の巡回や連絡などに使用する軌道用諸車のことである。

昭和30年代ごろまで活躍していたが、それ以降は、徐々に人力ではなく小型の内燃機関を搭載して自動で走行ができる軌道自動自転車が主流となっている。

軌道自転車の概要

主な軌道自転車の大きさは、長さ約1.6mで2軸4輪の台車上に自転車のハンドル、サドル、足踏ペダルを平行に2組装備されており、人力で足こぎをしながら走行する。停車させるときはサイドブレーキをかけ留置させる。

本体の前後には、レールに載線、離線ができるよう手持ちの取手が取り付けてあり、2人1組で持ち上げ軌道自転車を移動させることもできる軌道自転車も存在する。

また、方向転換をするときは、台車の中央付近にレバーが取り付けられており、そのレバーを操作すると台車の中央が持ち上がり人力で回転させ方向転換をする転車装置が設けられている軌道自転車もある。