「緩衝レール」の版間の差分

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==緩衝レールの概要==
 
==緩衝レールの概要==
ロングレールは、温度変化によりレールの伸縮量が大きいため伸縮継目を使用して伸縮量を処理している。しかし、トンネル内のロングレールなどでは温度変化が年中を通して少ないため、一度敷設されてしまえば伸縮量はさほど変化がない。したがって、伸縮継目を使用せず、[[定尺レール]]、[[短尺レール]]を3本使用し伸縮量を補う。
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ロングレールは、温度変化によりレールの伸縮量が大きいため伸縮継目を使用して伸縮量を処理している。しかし、[[トンネル]]内のロングレールなどでは温度変化が年中を通して少ないため、一度敷設されてしまえば伸縮量はさほど変化がない。したがって、伸縮継目を使用せず、[[定尺レール]]、[[短尺レール]]を3本使用し伸縮量を補う。
  
 
そして、3箇所できた遊間と継目抵抗力でロングレールの伸縮を処理する。
 
そして、3箇所できた遊間と継目抵抗力でロングレールの伸縮を処理する。

2015年9月10日 (木) 14:42時点における最新版

かんしょうれーる
expansion adjusting rail

緩衝レールとは、ロングレールの端部に伸縮継目の代わりに普通継目遊間の変化で伸縮量を処理するために敷設された25m以下のレールのことである。

緩衝レールの概要

ロングレールは、温度変化によりレールの伸縮量が大きいため伸縮継目を使用して伸縮量を処理している。しかし、トンネル内のロングレールなどでは温度変化が年中を通して少ないため、一度敷設されてしまえば伸縮量はさほど変化がない。したがって、伸縮継目を使用せず、定尺レール短尺レールを3本使用し伸縮量を補う。

そして、3箇所できた遊間と継目抵抗力でロングレールの伸縮を処理する。

また、緩衝レールを敷設するに当たり、温度変化が少ないのはもちろん、レールのふく進が少ない区間であることも条件である。