継目板押さえ座金

つぎめいたおさえざがね

Nレール用分岐器に採用されている継目板の脱落を防止するために取り付けられている継目板押さえ座金。六角形が変形した形の座金で調節ができるように設計されている。

継目板押さえ座金とは、ウイットねじNレール用分岐器から採用された座金で、ポイント後端の分岐継目板が脱落しないように抑える役割をした座金である。

継目板押さえ座金の役割

ウイットねじNレール用分岐器とメートルねじNレール用分岐器に採用されている分岐継目板は、トングレール後端部分の半円筒形をした回転面に密着してトングレールを転換させる特殊な分岐継目板である。分岐継目板はヒールボルトにて固定されているが、ヒールボルトが弛緩し脱落すると、トングレールの食い違いや飛び出しが発生し列車が脱線する恐れがある。

したがって、ヒールボルトが脱落しても分岐継目板が外れないように継目板押さえ座金を取り付けて、脱落防止の設計としている。

継目板押さえ座金の調節は、六角形の座金で調節式となっていて、分岐継目板との間隔を0.5mmから1.0mmの間に調節できるようになっている。