「目切りレール」の版間の差分

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  make-up rail
 
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[[Image:30kgレールの半目切り.jpg|right|400px|thumb|通常の第1ボルト穴の中央部分から切断して、第2ボルト穴を第1ボルト穴として使用されたレール。]]
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目切りレールとは、曲線の[[相対式継目]]において、内外軌レール長の差により、継目位置のずれを修正するために約100mmから300mm切断した[[レール]]のことである。
 
目切りレールとは、曲線の[[相対式継目]]において、内外軌レール長の差により、継目位置のずれを修正するために約100mmから300mm切断した[[レール]]のことである。

2015年7月29日 (水) 14:34時点における最新版

めぎりれーる
make-up rail
通常の第1ボルト穴の中央部分から切断して、第2ボルト穴を第1ボルト穴として使用されたレール。通称、「半目切り」と言われている。

目切りレールとは、曲線の相対式継目において、内外軌レール長の差により、継目位置のずれを修正するために約100mmから300mm切断したレールのことである。

曲線部分では、内軌側にあるレールは、外軌側にある継目の位置と一致させなければ目違いレールが多くなってしまう。したがって、曲線内に敷設したレールの一部を切断し短レールと使用することがある。この短レールを目切りレールと呼んでいる。

目切りレールの種類

目切りレールを使用するときは、通常1目切りレールを使用する。また、急曲線おいては内軌レールと外軌レールの差が大きくなるので2目切りレールを使用することもある。

禁止された目切りレール

目切りレールの切断位置で、過去には半目切りという切断方法もあったが、この方法を使用してレールに継目用の穴を明けると新しくあけたボルト穴と古いボルト穴が接近して介在してしまうので、穴周辺部に局部応力が集中し破端の原因となる。したがって、現在はこの工法は禁止されているところが多い。

目切りレールの標準寸法

目切りレール 30kg,37kg,50kgレール 40kgN,50kgNレール 50kgT,60kgレール
1目切り 127mm 130mm 130mm
2目切り 216mm 231mm 260mm