標準軌

提供: 保線ウィキ
2015年7月24日 (金) 15:38時点におけるS2technologies (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)

(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内検索
ひょうじゅんき
standard gauge
日本の高速鉄道である新幹線の軌間は標準軌が採用されている。

標準軌とは、軌間が1,435mm(4フィート8.5インチ)のことである。

標準軌の詳細

標準軌は、国際的に広く用いられているほか、日本においても新幹線を始めとして、関西の私鉄・路面電車・地下鉄路線などで採用されている。

この標準軌より広い軌間を「広軌」、狭いものを「狭軌」としている。

標準軌の主な採用国

  • 北アメリカ
  • ヨーロッパ
  • 中近東の大部分
  • カナダ
  • 中国
  • 韓国
  • オーストラリア
  • 南米
  • 日本

標準軌が敷設された経緯

国際的に広く用いられている軌間の寸法は、1,435mm(4'8 1/2")であり、軌間を広くすることは、車両の走行安定性がよくななり、スピードアップの点でも直線・曲線共に格段に有利である。

軌道の強度から行っても同じ速度では破壊に対しての余裕があり大量輸送の面でも優れている。

その反面、建設費・運営費は狭軌に比べて高くなる。鉄道敷設の歴史の中でも、国力が盛んなるにつれて標準軌する改軌案がたびたび検討されたが、その都度たち消えとなり、国鉄における標準軌の採用は、昭和39年に開業した東海道新幹線が最初となった。