木表

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きおもて
Outer surface
丸い樹木を加工してまくらぎを作成するため年輪の向きにより木表が決まる。この場合、丸みの方を上にして木表としている。

木表とは、木まくらぎの表の面ことであり、敷設する際にはこの木表を上にして敷設する。また、木表の裏側は木裏と呼ばれている。

木表の概要

木まくらぎは、木材を加工して製造されているが、木材の心材側が木裏として、その反対側を木表としている。

これは、心材側は防腐剤のクレオソート油が入りにくく、木材腐朽菌でマクラギが腐朽しやすい性質を有しているからであり、また、割れやすい性質もあります。このため、上面に向けて乾燥させるとさらにこの傾向が強くなることから、レール締結装置を保護するために敷設する場合は木表を上面とするよう軌道整備心得などで定めている。

また、丸みのある木まくらぎについては、丸みの面を上面とするよう定められている。幅の広い側を下敷きとすることにより、まくらぎのあおりをなるべく少なくするほか、支持面積の減少を防止することを考慮している。