新幹線電気軌道総合試験車

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しんかんせんでんききどうそうごうしけんしゃ
track-testing train , Doctor Yellow
東海道・山陽新幹線で活躍しているT4編成といわれている新幹線電気軌道総合試験車。

新幹線電気軌道総合試験車とは、通称、「ドクターイエロー」または「新幹線電気軌道総合検測車」ともいわれ、定期的に運行されて線路に異常が無いか確認する列車のことである。

新幹線の線路において、線路のゆがみ・架線の状態・信号電流の状況などを営業列車と同じ速度で検測し、新幹線の軌道・電気設備・信号設備を検査するための事業用車両である。

新幹線電気軌道総合試験車の特徴

新幹線電気軌道総合試験車は、7両編成で軌道と電路を検測しているが、軌道を検測するのはそのうちの1両のみであり、残りの車両は電気関係の計測である。

新幹線開業当時は、新幹線電気軌道総合試験車といわれる列車は無く、電気関係のみの検測であり、軌道の検測については、もっぱら牽引式の921-1形921-2形を使用して、営業終了した夜間に走行して測定していた。