「摩耗防止レール」の版間の差分

2015年7月29日 (水) 20:18時点における最新版

まもうぼうしレール

急曲線区間で外軌レールの摩耗を防ぐ目的で敷設しているレール。本線レールと摩耗防止レールは間隔材にて固定されている。

昔は摩耗防止レールの固定にチョックを使用していた。摩耗防止レールにかかる横圧をチョックで防ぐことが可能となる。また、本線レールで摩耗防止レールを支えていないので軌道狂いが少ない利点もあるが、木であるが故、緩みやすいので保守に多くの労力が必要となる。

摩耗防止レールとは、急曲線区間で外軌レールの側摩耗レールとなるものを軽減するために、内軌レールの摩耗防止レールで車輪のフランジに接触させて外軌レールの側面摩耗を防止するものである。

軌道材料の延命を目的として、外軌レールが側摩耗レールとなることを防ぐために、内軌レールの車輪フランジが通過するところに摩耗防止レールを取り付け、車両が通過するたびに摩耗防止レールが列車の車輪の横圧を強く受ける外軌レールの延命を図っている。

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   まもうぼうしレール
-[[Image:摩耗防止レール.jpg|right|400px|thumb|急曲線区間で外軌レールの摩耗を防ぐ目的で敷設している。]]
+[[Image:摩耗防止レール.jpg|right|400px|thumb|急曲線区間で外軌レールの摩耗を防ぐ目的で敷設しているレール。本線レールと摩耗防止レールは間隔材にて固定されている。]]
+[[Image:チョック固定摩耗防止レール.jpg|right|400px|thumb|昔は摩耗防止レールの固定に[[チョック]]を使用していた。摩耗防止レールにかかる[[横圧]]をチョックで防ぐことが可能となる。また、本線レールで摩耗防止レールを支えていないので[[軌道狂い]]が少ない利点もあるが、木であるが故、緩みやすいので保守に多くの労力が必要となる。]]
 摩耗防止レールとは、急曲線区間で外軌レールの[[側摩耗レール]]となるものを軽減するために、内軌レールの摩耗防止レールで車輪の[[フランジ]]に接触させて外軌レールの側面摩耗を防止するものである。