平炉製鋼法

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へいろせいこうほう
open hearth method , open hearth process
平炉製鋼法で製造された50kgTレールロールマークの最後に平炉製鋼法の印である「OH」の浮き彫り文字が見える。

平炉製鋼法とは、英国人のシーメンズ氏、フランス人のマルチン氏らによって発明された製鋼法のひとつで、日本では、1960年代まで主流を占めいていた。

概要

平炉製鋼法は、燃料を多く使用するが銑鉄と屑鉄(スクラップ)の割合を自由に変えれることが可能である。しかも、優良な鋼が確実に製造できることから、日本でも転炉製鋼法(純酸素上吹転炉法)が出現する1960年代まで製鋼する方法の主流として広く採用されていた。

平炉製鋼法は、発明者の名前を取って「シーメンス・マルチン法」とも呼ばれている。一方、米国では、オープンハース法(Open-Hearth:平炉)と呼ばれていて、日本でも米国名を取って平炉、あるいは頭文字を取り「OH法」と呼ばれている。

平炉製鋼法で製造されたレールの腹部にロールマークで「OH」という浮き彫り文字使用されている。