平底レール
提供: 保線ウィキ
へいていれーる
flat-bottomed rail

現在の日本で最も一般的に敷設されている50kgNレールの短部の断面。
平底レールとは、現在、最も普及しているI型をしたレールである。
平底レールの概要
1831年5月アメリカでカムデン・アンボイ鉄道の社長であったロバートL.スティーブンス(Robert L. Stevens)が設計・開発し敷設されたのが最初といわれている。それまでのアメリカでは鉄で縛られた木製のレールが使用されました。
このレールは、レール長が15フィート(4.572m)、レール重量が36ポンド(36 lb/yd)であり、約500本敷設されたといわれている。
当時ではレール断面の形状がI型よりもT型に似ていることからTレール(Flanged T rail)と呼ばれていた。
平底レールの歴史
19世紀中ごろまではU型レールかT型をしたレールで頭部を大きくしたレールがアメリカで考案された。
しかし、最終的には頭部摩耗やまくらぎの締結性能などを考慮して、現在、世界各国にて使用されているレールは、I型の断面形状をした平底レールが主流となっている。