平底レール

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へいていれーる
flat-bottomed rail
現在の日本で最も一般的に敷設されている50kgNレールの短部の断面。

平底レールとは、現在、最も普及しているI型をしたレールである。

平底レールの概要

1831年5月アメリカでカムデン・アンボイ鉄道の社長であったロバートL.スティーブンス(Robert L. Stevens)が設計・開発し敷設されたのが最初といわれている。それまでのアメリカでは鉄で縛られた木製のレールが使用されました。

このレールは、レール長が15フィート(4.572m)、レール重量が36ポンド(36 lb/yd)であり、約500本敷設されたといわれている。

当時ではレール断面の形状がI型よりもT型に似ていることからTレール(Flanged T rail)と呼ばれていた。

平底レールの歴史

19世紀中ごろまではU型レールかT型をしたレールで頭部を大きくしたレールがアメリカで考案された。

しかし、最終的には頭部摩耗やまくらぎの締結性能などを考慮して、現在、世界各国にて使用されているレールは、I型の断面形状をした平底レールが主流となっている。